文献詳細
眼・光学学会
文献概要
I.まえがき
眼底カメラはかつては,ツァイスに代表される大型でなければ実用価値がないとまで考えられていた。しかし約10年前に野寄氏によつて考案された手持式の眼底カメラは,その後二,三のメーカーによつて改良発展し,現在では大型と同等の性能をもつようになつた。しかも大型ではできない用途も手持式であるために可能となつて,手持式眼底カメラの需要は大型をしのぐほどになつてきた。
細隙燈顕微鏡の分野においても,眼底カメラと同様に手持式の存在理由は十分あると考えられるが,いろいろな問題点のため今まで実用にたえる高性能な手持式は開発されなかつた。本年4月より発売された手持式細隙燈顕微鏡Kowa SLは,従来の大型と同じ性能をもちながら手持使用を可能にしたもので,本格的な小型コンパクトな手持式である。
眼底カメラはかつては,ツァイスに代表される大型でなければ実用価値がないとまで考えられていた。しかし約10年前に野寄氏によつて考案された手持式の眼底カメラは,その後二,三のメーカーによつて改良発展し,現在では大型と同等の性能をもつようになつた。しかも大型ではできない用途も手持式であるために可能となつて,手持式眼底カメラの需要は大型をしのぐほどになつてきた。
細隙燈顕微鏡の分野においても,眼底カメラと同様に手持式の存在理由は十分あると考えられるが,いろいろな問題点のため今まで実用にたえる高性能な手持式は開発されなかつた。本年4月より発売された手持式細隙燈顕微鏡Kowa SLは,従来の大型と同じ性能をもちながら手持使用を可能にしたもので,本格的な小型コンパクトな手持式である。
掲載誌情報