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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻7号

1969年07月発行

眼・光学学会

手持式細隙燈顕微鏡Kowa SL

著者: 小沢秀雄1

所属機関: 1興和株式会社蒲郡工場

ページ範囲:P.915 - P.920

文献概要

I.まえがき
 眼底カメラはかつては,ツァイスに代表される大型でなければ実用価値がないとまで考えられていた。しかし約10年前に野寄氏によつて考案された手持式の眼底カメラは,その後二,三のメーカーによつて改良発展し,現在では大型と同等の性能をもつようになつた。しかも大型ではできない用途も手持式であるために可能となつて,手持式眼底カメラの需要は大型をしのぐほどになつてきた。
 細隙燈顕微鏡の分野においても,眼底カメラと同様に手持式の存在理由は十分あると考えられるが,いろいろな問題点のため今まで実用にたえる高性能な手持式は開発されなかつた。本年4月より発売された手持式細隙燈顕微鏡Kowa SLは,従来の大型と同じ性能をもちながら手持使用を可能にしたもので,本格的な小型コンパクトな手持式である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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