icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻7号

1969年07月発行

文献概要

第22回臨眼グループディスカッション

眼の形成外科(第4回)

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.933 - P.936

文献購入ページに移動
第2回植皮シンポジウム
船橋知也
有毛植皮術,特に眉毛移植について
百々 隆夫(京都府立医大)
 植皮術の基本的な考え方を述べ,眉毛移植の原則と術式とを経験,症例とともに紹介。
 眉毛の偏位に対しては,Z-Plastyが脱毛のない点で,きわめて有効である。眉毛欠損は部分欠損と全欠損とでは,量的な相違があるばかりでなく,母床および周囲組織の瘢痕化,およびfibrosisの面からも,部分欠損は全欠損より眉毛移植が容易である。したがつて,部分欠損ではhair-bearing free graftの成功する可能性も大きい。しかし全欠損では,有毛有茎回転植皮か,含血管有茎有毛植皮術——特にisland pedicle flap(Mustardé)——が必要となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?