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第22回臨眼グループディスカッション
角膜移植
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ページ範囲:P.1003 - P.1007
文献購入ページに移動野中杏一郎・臼井正彦(東京医大)
従来の人工角膜は,支持部と光学部が同一の材質,すなわち,同一のplasticで出来ていたのであるが,1963年にStrampelliは支持部に患者自身の生体組織である歯とその周囲の骨を用いて良好な結果を得たことを報告し,これをOsteo-odonto-Keratoprosthesisと名付けている。支持部が自己組織であるために角膜内への生着が良好で,従来のplasticのものに比べて,異物排除作用が少なくてすむわけである。
今回はこの手術方法の概要と追試の目的で,家兎の頭頂骨を円盤状に採取し,これを支持部とする人工角膜移植の実験を試みたのであわせて報告する。
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