文献詳細
文献概要
第22回臨眼グループディスカッション
眼感染症(第5回)
著者:
所属機関:
ページ範囲:P.1015 - P.1019
文献購入ページに移動トキソプラスマ症と思われる網脈絡膜炎の1例
谷合方子・涌井嘉一(東大分院)
ピリメサミン投与開始後に治療したトキソプラスマ症と思われる47歳男子の滲出性網脈絡膜炎の1例を報告した。自覚症の発生から1カ月後に初診し,周辺部網膜に多数の限局性滲出性病巣を認めた。初診の2週間後に滲出性病変は融合拡大して乳頭縁まで及んだ。ピリメサミン50mg1カ月間の投与で後極部の病巣は消褪し,その後2カ月間の25mg投与により周辺部の病巣も治癒した。治癒後約1カ年の現在まで再発を認めない。ピリメサミンは投与開始から1カ年間継続投与した。ピリメサミンの投与方法およびスピラマイシンとの診断的価値について検討した。
田中 ピリメサミンの自覚的な副作用はいかがでしようか。
谷合方子・涌井嘉一(東大分院)
ピリメサミン投与開始後に治療したトキソプラスマ症と思われる47歳男子の滲出性網脈絡膜炎の1例を報告した。自覚症の発生から1カ月後に初診し,周辺部網膜に多数の限局性滲出性病巣を認めた。初診の2週間後に滲出性病変は融合拡大して乳頭縁まで及んだ。ピリメサミン50mg1カ月間の投与で後極部の病巣は消褪し,その後2カ月間の25mg投与により周辺部の病巣も治癒した。治癒後約1カ年の現在まで再発を認めない。ピリメサミンは投与開始から1カ年間継続投与した。ピリメサミンの投与方法およびスピラマイシンとの診断的価値について検討した。
田中 ピリメサミンの自覚的な副作用はいかがでしようか。
掲載誌情報