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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科23巻9号

1969年09月発行

文献概要

眼・光学学会

He-Ne Gas Laserの光凝固

著者: 小松伸彌1

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1083 - P.1086

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 Laserというのはいうまでもなく,光のエネルギーを増幅して,新しい波長の光を出す装置であつて,laserの材料としては,おもに固体および気体が用いられている。現在すでに実用化されているlaserとしてはルビー,ネオディミウム・ガラスなどを用いたもの,gas laserとしてはHe—Ne,Ar,Co2を用いたものなどがあるが,HeとNeを混合したgas laserはlaserの中では最も安定しており,可干渉性も一番すぐれている。しかし従来はその出力が弱かつたために,この種の実験には用いられなかつた。しかし最近のlaserの技術の進歩は目覚ましく,今回日本電気KKにおいて,かなり強力なHe-Ne gas laserが開発されたので,これを使つて家兎網膜に凝固実験を行なつてみた。
 Laserの出力は管球の長さの二乗に比例して増加するのであるが,本器の場合は約2メートルあるので,その支持方法などに特別の工夫をこらしてある。その特長としては。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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