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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻1号

1970年01月発行

文献概要

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その1)

補酵素型VB12の網膜色素変性症に対する治療効果

著者: 宮浦康児1 湖崎克2 岩井壽子2 大浦敏明3 一色玄3 上村勇4 松下和夫 谷美子

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室 2大阪市立小児保健センター眼科 3大阪市立小児保健センター第一内科 4大阪市立小児保健センター臨床険査科

ページ範囲:P.31 - P.37

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I.緒言
 網膜色素変性症はDonders (1857)によつてその病理組織像,Liebreich (1861)によつてその遺伝性が認められて以来,実に1世紀を超えてその成因は現在なお不明であり,本症の根本的な治療法は望むべくもなく,眼科領域における代表的な不治の疾患となつている。
 しかし,本症の進行を遅らせ,最悪の結末である失明を防ぐために,たとえ次善の方法でも,なんらかの療法を熱心に行なうことが大切である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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