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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その1)
Tensilon Tonographyと筋無力症レスポンス
著者: 岩田和雄1 難波克彦1 児島守1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.69 - P.74
文献購入ページに移動Edrophonium chlorideは筋弛緩剤Curareの拮抗剤で,米国ではTensilon,わが国ではAntirexの名で知られている。静脈内注射として用いられるが,効果発現が迅速で,持続が短い特性があり,主として筋無力症の診断,薬用量の適否,myasthenic crisisの迅速診断などに応用されている。
筋無力症に本剤を用いる場合,臨床症状の迅速な改善が目標になる。しかし症状のごく軽いもの,反応の軽度なものでは診断に迷うことが多く,最終的には筋電図学的な検索にまつのほかなくなる。
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