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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻10号

1970年10月発行

臨床実験

緑内障誘発試験の意義

著者: 真壁禄郎1

所属機関: 1フランクフルト大学眼科(元新潟大学眼科)

ページ範囲:P.1239 - P.1242

文献概要

I.緒言
 半世紀来,緑内障診断にいろいろな誘発試験(一名,負荷試験)が考按され実施されているが,自然に起こる性質の眼圧上昇が誘発されることが前提条件である。すなわちそれにより,頻回の眼圧測定を節約し,緑内障の疑われる患者の観察期間の短縮を意図している。この前提条件は従来厳密に検討されたことがなく,そのため緑内障誘発試験の診断的意義を疑う識者すらいる状態である。この問題を,多数の初期単性緑内障患者について,次のごとく二つの面から検討してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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