文献詳細
臨床実験
文献概要
I.緒言
著者は先に,ショーグレン症候群患者血清の免疫グロブリン3成分を免疫拡散板法を用いて定量し,γ—Gとγ—Aとが増加しており,本症候群の成立には自己免疫機転が関係しているであろうと発表した1)。
そこで,今回は自己免疫疾患ならば,生体のどの組織を抗原として発生したものであるかを探究するべく螢光抗体法2)を用いて,抗原には耳下腺と胃分泌腺とを選び,実験を行なつたのでその成績を報告する。
著者は先に,ショーグレン症候群患者血清の免疫グロブリン3成分を免疫拡散板法を用いて定量し,γ—Gとγ—Aとが増加しており,本症候群の成立には自己免疫機転が関係しているであろうと発表した1)。
そこで,今回は自己免疫疾患ならば,生体のどの組織を抗原として発生したものであるかを探究するべく螢光抗体法2)を用いて,抗原には耳下腺と胃分泌腺とを選び,実験を行なつたのでその成績を報告する。
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