文献詳細
臨床実験
文献概要
I.はじめに
視交叉部に対する腫瘍の圧迫時と,その圧迫除去時の視野の微細な変動について報告し,考察を行なつたが1),このさい圧迫が比較的長期間にわたつても減圧により,機能を回復し得る線維群の存在すること,減圧直後よりこれら線維群は速やかに機能を回復し得ること,および視神経中隔にかこまれた束単位の線維群の機能が残存する可能性のあることを明らかにした。
今回は機械的圧迫でなく,炎症(ないし変性)疾患の視野の回復,特に乳頭黄斑線維群について,その代表例を報告する。
視交叉部に対する腫瘍の圧迫時と,その圧迫除去時の視野の微細な変動について報告し,考察を行なつたが1),このさい圧迫が比較的長期間にわたつても減圧により,機能を回復し得る線維群の存在すること,減圧直後よりこれら線維群は速やかに機能を回復し得ること,および視神経中隔にかこまれた束単位の線維群の機能が残存する可能性のあることを明らかにした。
今回は機械的圧迫でなく,炎症(ないし変性)疾患の視野の回復,特に乳頭黄斑線維群について,その代表例を報告する。
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