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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻10号

1970年10月発行

臨床実験

球後視神経炎,レーベル病患者の視野の回復について—視野の病態(II)

著者: 諫山義正1

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1255 - P.1259

文献概要

I.はじめに
 視交叉部に対する腫瘍の圧迫時と,その圧迫除去時の視野の微細な変動について報告し,考察を行なつたが1),このさい圧迫が比較的長期間にわたつても減圧により,機能を回復し得る線維群の存在すること,減圧直後よりこれら線維群は速やかに機能を回復し得ること,および視神経中隔にかこまれた束単位の線維群の機能が残存する可能性のあることを明らかにした。
 今回は機械的圧迫でなく,炎症(ないし変性)疾患の視野の回復,特に乳頭黄斑線維群について,その代表例を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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