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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻11号

1970年11月発行

特集 小児眼科

斜視および弱視

著者: 筒井純1 深井小久子1

所属機関: 1熊本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1335 - P.1341

文献概要

I.弱視・斜視学最近の傾向
 弱視や斜視が小児期,特に乳幼児期に正確な診断のもとに適切な治療をしなければ一生回復することのできない障害を遺すことは今日ではよく知られた事実である。実際この種の患者の治療年齢は過去に比して低くなつていることは好ましい。
 ここ数年間にこの領域で進歩したと思われることからまず述べる。弱視斜視の「病因論」に関しては動物実験が可能となつたこと,電気生理学的検査法の進歩にともない脳のレベルで本態が明らかになりつつあることである。この領域の開発は将来の眼科学に脳視覚という大きな領域の学問をもたらしつつある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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