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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻11号

1970年11月発行

特集 小児眼科

小児の眼瞼下垂

著者: 丸尾敏夫1

所属機関: 1東京大学医学部分院眼科

ページ範囲:P.1349 - P.1352

文献概要

はじめに
 眼瞼下垂は小児の眼疾患のうち,かなり頻度が高く,重要な疾患である。ところが,先天性白内障,牛眼あるいは未熟児網膜症のような視覚障害に連なる疾患でないために,案外軽視されている傾向が強い。そのため,片眼の眼瞼下垂でその眼が弱視になるまで放置されていたり,不良な手術方法が行なわれたため醜形を残している症例が少なくなく,その診断と治療は決して満足できないのが現状である。
 眼瞼下垂はごくわずかの例外ともいえる症例を除外すれば,全治できるものであるのに,放置されたり,不適当な治療を受けている患児や両親の悩みは意外に大きい。そこで,小児の眼瞼下垂に対しても本格的に取り組まなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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