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特集 小児眼科
未熟児の管理
著者: 奥山和男1
所属機関: 1国立小児病院小児内科
ページ範囲:P.1375 - P.1380
文献購入ページに移動I.緒言
1950年WHOは,生児として生まれた出生体重2500g以下の未熟児を在胎期間のいかんにかかわらず未熟児premature infantと総称することを勧告した。それ以来,この定義はわが国を含めて世界各国で採用された。しかし,未熟児を体重のみで規制することは不適当であることが明らかになり,1961年WHOは,出生体重2500g以下のものを低出生体重児low birth weight in—fantといい,未熟prematurityという言葉は在胎37週未満で生まれたものに使用することを勧告した。
低出生体重児は,保育にさいして特別な注意が必要であることはいうまでもないが,昭和43年筆者は未熟児管理の現況について,とくに眼科領域に関係の深い事項を報告した1)。
1950年WHOは,生児として生まれた出生体重2500g以下の未熟児を在胎期間のいかんにかかわらず未熟児premature infantと総称することを勧告した。それ以来,この定義はわが国を含めて世界各国で採用された。しかし,未熟児を体重のみで規制することは不適当であることが明らかになり,1961年WHOは,出生体重2500g以下のものを低出生体重児low birth weight in—fantといい,未熟prematurityという言葉は在胎37週未満で生まれたものに使用することを勧告した。
低出生体重児は,保育にさいして特別な注意が必要であることはいうまでもないが,昭和43年筆者は未熟児管理の現況について,とくに眼科領域に関係の深い事項を報告した1)。
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