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緑内障問題についての疑義
著者: 三井幸彦1
所属機関: 1徳大眼科
ページ範囲:P.1514 - P.1514
文献購入ページに移動 私は緑内障を専攻している者ではない。しかしかねてから日常緑内障の基本的問題について2,3の疑義を持つている。この緑内障特集号にさいして須田名誉教授のご好意でそれらの疑義を書かせていただけることを幸いとする次第である。
緑内障に限らず白内障の手術のさいに眼内圧を下げておくことが好ましいのは周知のことである。眼圧が高い時には角膜弁を作つた時Irisdiaphragmが前進し,降圧しておけば後退することもよく知られている。眼圧が房水のRegulationによつて規定されるという現在の通念からは,理解することができない現象だと思う。角膜を穿孔して房水をもらせば,房水圧は零になるはずである。したがってIris diaphragmの前進,後退が眼圧の高低に関係するということは説明できないように思う。
緑内障に限らず白内障の手術のさいに眼内圧を下げておくことが好ましいのは周知のことである。眼圧が高い時には角膜弁を作つた時Irisdiaphragmが前進し,降圧しておけば後退することもよく知られている。眼圧が房水のRegulationによつて規定されるという現在の通念からは,理解することができない現象だと思う。角膜を穿孔して房水をもらせば,房水圧は零になるはずである。したがってIris diaphragmの前進,後退が眼圧の高低に関係するということは説明できないように思う。
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