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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
3歳児健康診査における視力検査の検討
著者: 湖崎克1 内田晴彦1 三上千鶴1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター眼科(大阪医科大学眼科学教室)
ページ範囲:P.211 - P.217
文献購入ページに移動小児の視覚管理の上で,その発達過程で,6歳までに十分な視覚管理を実施すべきは衆知の通りである。われわれはその面でいろいろな機会に集団検診における視力検査の重要性を主張し,さらに検査方法も開発し,その統一的な方法の普及に努めてきた。就学時健康診断,幼稚園健康診断,保育所健康診断はその検査方法については問題はなく,後はその普及に行政的措置が望まれるのみである。
これらの各種健康診断の対象年齢は,就学時では満6歳児,幼稚園では満4,5歳児であり,4歳未満の視覚管理にとつてさらに重要な時期ではわずかに保育所があるのみである。しかし保育所の満3歳児は非常に少数であり,それをもつてしては,公衆衛生学的な価値は非常に低いものといわねばならない。そこで考えられるのは,保健所における3歳児健康診査である。
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