icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻2号

1970年02月発行

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その2)

内分泌性眼筋ミオパチー

著者: 箕田健生1

所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.253 - P.254

文献概要

 甲状腺機能異常の患者には眼球突出,眼瞼後退症(lid retraction) Graefe徴候(lid-lag)などの眼瞼症状,および上転障害を主とした眼球運動障害がしばしば合併することが知られている。ところがこのような患者に対して眼科医は,甲状腺障害によるものとして内科医,または外科医に治療を全くゆだねるのが通例である。しかし甲状腺機能が治療によつて正常に復した後も,上記眼症状は残ることが多いのみならず,時には眼症状が増悪する例もあり患者には著しい苦痛を与えるものである。そこで著者はこのようないわゆる,内分泌性眼筋ミオパチーの患者を眼科医の立場からとりあげ臨床的,病理組織学的および電子顕微鏡学的に研究を行なつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら