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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その2)
内分泌性眼筋ミオパチー
著者: 箕田健生1
所属機関: 1東京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.253 - P.254
文献購入ページに移動 甲状腺機能異常の患者には眼球突出,眼瞼後退症(lid retraction) Graefe徴候(lid-lag)などの眼瞼症状,および上転障害を主とした眼球運動障害がしばしば合併することが知られている。ところがこのような患者に対して眼科医は,甲状腺障害によるものとして内科医,または外科医に治療を全くゆだねるのが通例である。しかし甲状腺機能が治療によつて正常に復した後も,上記眼症状は残ることが多いのみならず,時には眼症状が増悪する例もあり患者には著しい苦痛を与えるものである。そこで著者はこのようないわゆる,内分泌性眼筋ミオパチーの患者を眼科医の立場からとりあげ臨床的,病理組織学的および電子顕微鏡学的に研究を行なつた。
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