文献詳細
特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
文献概要
I.緒言
視神経乳頭硝子疣は1858年Müllerにより初めて記載され,最近10年間の文献を見ても毎年数例の報告が見られ,それほどまれなものではない1)。他方網膜色素線条症は1889年Doyne,内藤らの報告以来現在までに報告されたもののみをみても,内外合わせて数百におよぶものと思われる2)。しかしこの両者の共存せる症例はかなりまれであり,特に親子2代にわたる遺伝例はいまだ見られない。ここにその1例を報告し,あわせて若干の考察を試みることとした。
視神経乳頭硝子疣は1858年Müllerにより初めて記載され,最近10年間の文献を見ても毎年数例の報告が見られ,それほどまれなものではない1)。他方網膜色素線条症は1889年Doyne,内藤らの報告以来現在までに報告されたもののみをみても,内外合わせて数百におよぶものと思われる2)。しかしこの両者の共存せる症例はかなりまれであり,特に親子2代にわたる遺伝例はいまだ見られない。ここにその1例を報告し,あわせて若干の考察を試みることとした。
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