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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻3号

1970年03月発行

文献概要

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その3)

毛様体突起における房水産生部位の考究—Na-K—ATPaseの分布について

著者: 清水昊幸1

所属機関: 1東京厚生年金病院眼科

ページ範囲:P.388 - P.388

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 毛様体突起が房水産生の場であることは,今日良く知られた事実であるが,房水産生の生化学的機序に関しては近年研究が始められたばかりである。これらの研究で毛様体突起のナトリウムおよびカリウムイオンの共存で活性化され,ウワバインで阻害されるATP分解酵素(Na-K—ATPaseと呼ぶ)による,陽イオンのActiveTransportが,房水産生の主役であることが認められている。
 しかし毛様体突起の2層の上皮のいずれが房水産生の主役であるかは問題で,これまでにも組織学的,電顕的にNa-K—ATPaseの局在が論じられているが,数量的にこれをはつきり示すことができなかつた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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