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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
Neuro-Behçet症候群の臨床像について
著者: 窪田靖夫1 十束支朗1
所属機関: 1千葉大学医学部眼科学教室 2千葉大学医学部精神神経科
ページ範囲:P.389 - P.393
文献購入ページに移動Behçet病にしばしば精神神経症状を合併することはすでに古くより知られており1)〜3),その臨床像に関する報告も多い。しかし従来,本症候群,すなわちNeuro—Behçet症候群(以下N-B症候群と略す)の臨床像については精神神経科領域よりの報告が比較的多い。実際にBehçet病に最も多く接するのは眼科医であり,したがつてその出現頻度などの統計は,眼科領域よりなされるのがより正確であろう。われわれは最近10年間における千葉大眼科外来のBehçet病患者を対象としてN-B症候群の臨床像について検討を行なつたのでここに報告する。
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