文献詳細
特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
文献概要
I.緒言
黄斑部の変性性疾患に関しては,古来幾多の報告があるが,Best (1905),Stargardt (1909),Oatmann (1911),Behr (1920)らが,遺伝性,家族性黄斑変性症を多数,詳細に報告し,本疾患を体系づけている。しかし,なお症例によつては,鑑別診断に困難を感ずることも少なくない。以下に報告するものは,家族性,遺伝性に発生したと思われ,網膜周辺部に骨小体様,さんご状の小白斑を伴つた黄斑変性で,その鑑別診断に困難を感じた症例である。
黄斑部の変性性疾患に関しては,古来幾多の報告があるが,Best (1905),Stargardt (1909),Oatmann (1911),Behr (1920)らが,遺伝性,家族性黄斑変性症を多数,詳細に報告し,本疾患を体系づけている。しかし,なお症例によつては,鑑別診断に困難を感ずることも少なくない。以下に報告するものは,家族性,遺伝性に発生したと思われ,網膜周辺部に骨小体様,さんご状の小白斑を伴つた黄斑変性で,その鑑別診断に困難を感じた症例である。
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