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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
ガレーン動静脈瘤によると思われる視神経萎縮の1例
著者: 塩崎英一1 森川幸子1 松岡洋子1
所属機関: 1東邦大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.477 - P.482
文献購入ページに移動脳血管の疾患はMillikanの分類によつても明らかなごとく種々のものがあるが,近年脳血管撮影の進歩により,比較的容易にその鑑別診断が可能となつてきた。その中で特に脳血管外科の対象となるものに脳動脈瘤,脳動静脈瘤,脳動静脈奇形(脳動静脈瘤)などがあげられるが,ガレーン動静脈瘤は脳動静脈奇形の中でも頻度が少ないといわれている。
今回,著者らは両眼の視力障害を主訴として来院した患者について,椎骨動脈撮影の結果,ガレーン動静脈瘤を発見し,脳外科にてTolkildsen手術を施行したが,経過不良にて死の転帰をとつた1例につき,検討し,いささか知見を得たので,ここに報告する。
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