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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻4号

1970年04月発行

文献概要

銀海余滴

額帯式倒像検眼鏡について/螢光眼底撮影について

著者: 進藤晋一

所属機関:

ページ範囲:P.515 - P.515

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 日本人の眼科医はあまり使用していないが,アメリカの眼科医で,この額帯式の電源を内臓した倒像鏡を持たぬ人は,まずいない。Willseye hospitalを訪ねた時も,5台の寝台を置いた暗室の中で,患者をねかせた状態で検査していた。
 日本人の眼科医で「どうも使いにくい」と訴える人が多いが,観察する光線の位置の悪い人が多い。すなわち,自分の手に光線を受けて,視野の上端に光線を置かねば見にくいのである。使いにくいと訴える人は,視野の中央に光線の位置をもってきているから,角膜や,使用するレンズの反射のために見にくいのである。これさえ誤らねば,河本式やその他の日本で多く使用されている倒像鏡よりははるかに便利である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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