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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻4号

1970年04月発行

文献概要

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

臨床面からみた眼鏡レンズ材料の検討

著者: 戸塚清1 西川信子1 母里義郎2

所属機関: 1関東逓信病院眼科 2関東逓信病院第三臨床検査科

ページ範囲:P.552 - P.553

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 眼鏡レンズとしては古来光学ガラスがもつぱら用いられている。しかし戦後は合成樹脂も使用されるようになつてきた。主体は,はじめはメタアクリル酸メチルの重合物であつたが,最近はアリル樹脂がかなり奨用されている。コンタクトレンズは,戦後になつて広く使用されるようになつてきた眼鏡レンズの一種であるが,この素材はメタアクリル酸メチルの重合物である。
 われわれは,時として眼鏡の重さを苦痛に感じることがある。また外傷などの症例をみて,割れないガラスがあつたらなど時折考えさせられることがある。そこでアリル樹脂とかメタアクリル樹脂のような眼鏡レンズ材料が,実際臨床的にどの程度の強さ,硬さ,耐久力を持つているのか,従来の光学ガラスと比較,検討してみる必要を感じた。以下に検討結果の概要を述べてみる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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