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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻4号

1970年04月発行

文献概要

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集 (その4)

船員の頭部外傷の眼所見について

著者: 篠塚清志1 秋田和一郎1 雪森英美1 木村博

所属機関: 1東京船員保険病院眼科 2東京船員保険病院脳神経外科

ページ範囲:P.581 - P.595

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 船員に多発する眼疾患1)2),ことに眼外傷3)4)の治療は近時重視されているが,最近2年6カ月間に東京船員保険病院眼科を訪れた船員の眼疾患患者614名を検討,眼外傷が186名と最も多発することを知つた(第1図)。
 これら最近頻発した船員の眼外傷のうちで頭部外傷は40例と多数を占め,眼精疲労などの不定愁訴が最も多いが,視神経炎,視神経萎縮,うつ血乳頭と網膜の大出血などの眼底に変化を見た例もあり,眼筋マヒをきたした例なども経験したので,船員の頭部外傷の眼所見について,受傷機転,脳外所見などをあわせて検討したしだいである(第1表)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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