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臨床実験
片眼うつ血乳頭の3症例について
著者: 服部ゆみ子1
所属機関: 1関西医科大学眼科
ページ範囲:P.609 - P.613
文献購入ページに移動I.緒言
一側性にうつ血乳頭をきたす疾患としては,1911年に,初めて報告されたFoster-Kennedy1)症候群が有名であるが,そのほか,多くは副鼻腔,眼窩,眼球内病変に原因があると考えられている。われわれは,最近,1眼にうつ血乳頭を認めるが,他眼には異常所見なく,脳波,脳脊髄液検査,そのほか,諸種の脳神経学的,耳鼻科的検査によつても,その原因を追求し得なかつた3症例を経験したので,ここ報告する。
一側性にうつ血乳頭をきたす疾患としては,1911年に,初めて報告されたFoster-Kennedy1)症候群が有名であるが,そのほか,多くは副鼻腔,眼窩,眼球内病変に原因があると考えられている。われわれは,最近,1眼にうつ血乳頭を認めるが,他眼には異常所見なく,脳波,脳脊髄液検査,そのほか,諸種の脳神経学的,耳鼻科的検査によつても,その原因を追求し得なかつた3症例を経験したので,ここ報告する。
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