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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集(その5)
シリコンチューブによる人工涙道2年間の経過観察について
著者: 深道義尚1 加藤昌義1 永井充子1 斎藤信之1
所属機関: 1関東労災病院眼科
ページ範囲:P.681 - P.682
文献購入ページに移動使用したシリコンチューブは,高研製の内径2.5mmのものである。チューブ挿入による人工涙道形成の方法は,結膜面で涙湖より涙嚢窩に至り,鼻涙管を経て下鼻道に至るまで,全涙道をシリコンチューブにより形成する方法である。チューブの一端は杯状に開いており,杯状部は,幅2mmの薄いシリコン膜で作られている。この部が結膜面に露出し,下方への脱落を防止する役をなすように作製したのである。
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