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特集 第23回日本臨床眼科学会講演集(その5)
新抗癌性物質ブレオマイシンによる2例の眼瞼癌腫治療成績
著者: 土方文生1 工藤英夫1 小関武1 青島周明2 田崎敏子2 酒井文明2
所属機関: 1秋田県立中央病院眼科 2東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.733 - P.741
文献購入ページに移動昭和31年(1956)に梅沢らにより発見され,その後種々の研究結果から,ことに抗癌性のあること,なかでも皮膚癌のごとき扁平上皮癌に有効であることがわかつてきた,Bleomycin (以下文中ブレオと記す)を,眼瞼皮膚癌の2症例に使用し,その効果を知る機会を得たので,その臨床像および病理組織像を通じて,若干の考察を加えて発表する。
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