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臨床実験
眼精疲労に対するアデノシン点眼薬の臨床的効果について
著者: 蒲山久夫1
所属機関: 1都立豊島病院眼科
ページ範囲:P.773 - P.776
文献購入ページに移動I.はじめに
従来ATPは眼科領域において注射剤または腸溶錠として,眼精疲労,調節衰弱,外眼筋麻痺などに用いられ,認むべき効果が確認されており,さらに角膜保存に対する有効性,あるいは筋注による網膜血管の拡張効果などが知られている。このATPを点眼液として眼局所に用いて同様の効果を期待することはまだ試みられていない新しい課題であるものと考えられる。
著者はATPの前駆体であるアデノシン0.03%を含有する点眼液を作り,これを都立豊島病院眼科外来患者のうち,特に眼精疲労を主訴とするものに適用し,その治療効果,副作用などについて観察したので,その結果をここに報告すする。
従来ATPは眼科領域において注射剤または腸溶錠として,眼精疲労,調節衰弱,外眼筋麻痺などに用いられ,認むべき効果が確認されており,さらに角膜保存に対する有効性,あるいは筋注による網膜血管の拡張効果などが知られている。このATPを点眼液として眼局所に用いて同様の効果を期待することはまだ試みられていない新しい課題であるものと考えられる。
著者はATPの前駆体であるアデノシン0.03%を含有する点眼液を作り,これを都立豊島病院眼科外来患者のうち,特に眼精疲労を主訴とするものに適用し,その治療効果,副作用などについて観察したので,その結果をここに報告すする。
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