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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻5号

1970年05月発行

臨床実験

眼精疲労に対するアデノシン点眼薬の臨床的効果について

著者: 蒲山久夫1

所属機関: 1都立豊島病院眼科

ページ範囲:P.773 - P.776

文献概要

I.はじめに
 従来ATPは眼科領域において注射剤または腸溶錠として,眼精疲労,調節衰弱,外眼筋麻痺などに用いられ,認むべき効果が確認されており,さらに角膜保存に対する有効性,あるいは筋注による網膜血管の拡張効果などが知られている。このATPを点眼液として眼局所に用いて同様の効果を期待することはまだ試みられていない新しい課題であるものと考えられる。
 著者はATPの前駆体であるアデノシン0.03%を含有する点眼液を作り,これを都立豊島病院眼科外来患者のうち,特に眼精疲労を主訴とするものに適用し,その治療効果,副作用などについて観察したので,その結果をここに報告すする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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