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第23回日本臨床眼科学会 GROUP DISCUSSION
眼心身症(第6回)/医原性疾患(第3回)
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ページ範囲:P.779 - P.782
文献購入ページに移動I.各種精神異常者の視野変化
管状視野がヒステリー以外の各種精神疾患(神経症,うつ病)においても見られるという見解の妥当性を検討したもので,神経症ではretension neuroseで,うつ病では反応性うつ病で,ともにヒステリー性要素の強いものに管状視野が認められた。強迫性神経症には認めなかつた。精神分裂症は測定不能であつた。またヒステリー患者は11例中7例に,小児ヒステリーでも管状視野が証明された。この時家庭の不和,兄弟の競合を直したところ管状視野も消失し,視力も正常となつた。
管状視野がヒステリー以外の各種精神疾患(神経症,うつ病)においても見られるという見解の妥当性を検討したもので,神経症ではretension neuroseで,うつ病では反応性うつ病で,ともにヒステリー性要素の強いものに管状視野が認められた。強迫性神経症には認めなかつた。精神分裂症は測定不能であつた。またヒステリー患者は11例中7例に,小児ヒステリーでも管状視野が証明された。この時家庭の不和,兄弟の競合を直したところ管状視野も消失し,視力も正常となつた。
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