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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科24巻6号

1970年06月発行

文献概要

特集 第23回日本臨床眼科学会講演集(その6)

涙嚢篩骨洞吻合術の遠隔調査成績

著者: 山本一喜1 徳永次彦1 井上浩彦1 福崎隆2

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室 2長崎大学医学部耳鼻咽喉科学教室

ページ範囲:P.847 - P.852

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I.緒言
 涙嚢鼻腔吻合術に対比するに足る涙嚢篩骨洞吻合術は,当時長崎大学耳鼻咽喉科教授であつた後藤敏郎氏によつて考察されて以来1)〜3)17年経過したが,ようやく眼科医の間にも普及の傾向にある術式である4)〜10)。すぐれた着想であるこの術式を検討するため,今回われわれは16名18例について長期遠隔成績を調査したのでその結果を報告し考察を試みたい。
 症例はいずれも長崎大学医学部附属病院眼科およびその関連病院において手術が行なわれたもので,術式は後藤の原法および若干の変法が用いられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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