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臨床実験
高度遠視眼にみられる眼底異常,ことに乳頭黄斑間網膜襞について
著者: 植村恭夫1 森実秀子1
所属機関: 1国立小児病院眼科
ページ範囲:P.961 - P.965
文献購入ページに移動I.緒言
小児の高度遠視は,発育異常の一つとして取り扱われており,十分なる矯正視力が得られないことから弱視とされているものが多い。
高度遠視の中には,ブドウ膜コロボーム,小眼球,小角膜などの明らかな先天異常を示すものがあるが,これらはそれら先天異常を主体として取り扱われている。著者らは,従来から視力不良な小児にみられる眼底変化に関する研究を続けてきたが,今回は,+10D以上の高度の遠視を有する小児にみられる特有な眼底変化について報告することとする。
小児の高度遠視は,発育異常の一つとして取り扱われており,十分なる矯正視力が得られないことから弱視とされているものが多い。
高度遠視の中には,ブドウ膜コロボーム,小眼球,小角膜などの明らかな先天異常を示すものがあるが,これらはそれら先天異常を主体として取り扱われている。著者らは,従来から視力不良な小児にみられる眼底変化に関する研究を続けてきたが,今回は,+10D以上の高度の遠視を有する小児にみられる特有な眼底変化について報告することとする。
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