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学会印象記 第74回日本眼科学会総会 シンポジウム(宿題報告)
眼底所見による知見螢光眼底写真)
著者: 加藤謙12
所属機関: 1駿河台日大病院眼科 2日大
ページ範囲:P.1001 - P.1006
文献購入ページに移動 第74回日本眼科学会(会長:神戸大学井街譲教授)のシンポジウム形式の宿題報告は,昭和45年5月17日(日曜日)午後2時より神戸市国際会館の大講堂で約4時間半にわたつて行なわれた。シンポジウムの主題は,表題のように螢光眼底写真による知見というもので,報告担当者は,京都府立医大の谷道之教授,日本大学医学部の松井端夫助教授および東京大学医学部の清水弘一講師の3名であり,筆者が座長をつとめた。主題は,現在広く関心をあつめているためか,2,000名収容の大講堂も一応満席に近い状況であつた。
螢光眼底撮影法が北米で開発きれてから,本年は10年目にあたり,わが国に導入きれてから5年余を経た。この間本法は速やかにかつ広範に世界各国に普及し,すでに昨年(1969年)の5月には,フランス南部のAlviにおいて,第1回国際螢光眼底シンポジウムが開かれ,また本年3月には,北米Miamiにおいて,第2回国際シンポジウムが開かれて筆者も招待をうけ,これに参加した。今回のシンポジウムは,わが国におけるこの領域の最初のシンポジウムである。
螢光眼底撮影法が北米で開発きれてから,本年は10年目にあたり,わが国に導入きれてから5年余を経た。この間本法は速やかにかつ広範に世界各国に普及し,すでに昨年(1969年)の5月には,フランス南部のAlviにおいて,第1回国際螢光眼底シンポジウムが開かれ,また本年3月には,北米Miamiにおいて,第2回国際シンポジウムが開かれて筆者も招待をうけ,これに参加した。今回のシンポジウムは,わが国におけるこの領域の最初のシンポジウムである。
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