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雑誌目次

雑誌文献

臨床眼科25巻1号

1971年01月発行

雑誌目次

特集 網膜と視路の電気生理

眼科における網膜と視路の電気生理特集のはじめに

著者: 永田誠

ページ範囲:P.7 - P.8

 1865年Holmgrenが網膜活動電位(ERG)を発見してからすでに一世紀,当時Holmgrenは今日のERGの眼科臨床における応用については夢想だにしなかつたに相違ない。
 実際,視覚の電気生理学の研究の長い歴史から考えると,その臨床応用の著しい進展は比較的新しいことに属し,最近20年間に集約されている。

先天性夜盲症

著者: 窪田靖夫

ページ範囲:P.9 - P.13

はじめに
 ERGおよびEOGが眼科臨床上,諸疾患の診断に,あるいは予後判定に有用な検査法であることはすでに周知のところである(ここにいうEOGは,網脈絡膜の静止電位の明暗による変化を追求するところの,網脈絡膜機能検査法としてのEOGである)。他面また,ERGおよびEOGは諸疾患の本態を解明する上で大きな役割を果してきた。
 特に先天性夜盲症の診断においてERGおよびEOGは重要である。それは各種の先天性夜盲症がおのおの個有のTypeのERGを有しているからであり,先天性夜盲症の診断について「他のすべての検査を省略しても,ERGのみで診断を確定し得る」といつても差しつかえない。この点について浅山ら1)も同様な見解を述べている。ERGは眼科臨床上routineな検査法となつてきているが,特に先天性夜盲症の診断に当たつては必要欠くべからざる検査である。また,EOGも先天性夜盲症の進行性の有無,程度の決定に是非必要な検査であることが知られている。

網膜色素変性における臨床電気生理学的知見の推移

著者: 高橋利兵衛

ページ範囲:P.15 - P.21

I.はじめに
 一次性網膜色素変性の本質的起因はなお不明であるが,その変性初発部位は視細胞にあるとする考え方が台頭し,視細胞,特にその外節の脆弱性が証明1)〜6)されるに及び,視紅の分子レベルにおけるpathogenesisの追跡研究4)7)が重要性をおびつつある。
 網膜の進行性変性破壊のために,失明の悲運におびえる本症患者を日常診察する臨床医としては,本症の完成期に患者を見出すことが多いために,その対策に苦慮する現状であつて,この昏迷を一日でも早く脱却したいと念願するものである。

糖尿病性網膜症とERG

著者: 米村大蔵

ページ範囲:P.23 - P.28

はじめに
 Karpe (1945,1948)の先駆的であるとともに系統的な仕事にはじまり,古典的ERG (ことにa波とb波)は種々の疾患について研究されてきた。糖尿病性網膜症のERGに関してもいくつかの報告がある。Françoisら(1954)は進行した網膜症でもERG振幅は正常値をとりうることをみ,Müller-Limmroth (1959)やSchmöger(1959)は,網膜症の初期ではERGは正常であると述べている。Jacobson (1960,1961)は増殖性網膜炎や網膜剥離を有しているような重症の網膜症でなければERGは変化しないと考えている。Straub (1961)は軽症の網膜症患者の大部分のERGは正常であるといつた。ただし,ごく少数の軽症例では,b波の増強が報告されている(Karpeら1958)。要するに古典的ERGの領域では,網膜症がかなり進行しないかぎり,ほとんど異常をきたさないと考えてよい(Jayleら1965,Duke-Elder 1967)。
 強い刺激光を用いるとき,b波の上行脚に一連の小波が重畳する(Cobbら1953,Bornscheinら1957,Heckら1957, Rendahl 1958,米村ら1962a,b,c)。

ブドウ膜炎の臨床電気生理

著者: 渡辺郁緒

ページ範囲:P.29 - P.36

I.はじめに
 ブドウ膜炎はわが国眼科医が日常診療に頻々と遭遇し,その治療の良否,治療開始時期等が失明にも連なる重要な疾患である。ブドウ膜炎の病因に関しては,現在なお不明な点を多々残しているが,病理的な面では,古来多くの報告により明確にされつつある。最近また螢光眼底撮影法の発達により,病巣の時間的経過をとらえることが可能となり,ブドウ膜炎の病態生理の解明,早期発見,および鑑別診断に重要な役割をなしていることは周知のごとくである。
 ERGはその起源は現在のところ不明な点を残している。網膜疾患,特に変性症の鑑別診断に重要な役割をなしているが,ブドウ膜炎においては,さほど重要な診断手技とは考えられない。解剖学的には,網膜外層が脈絡膜より栄養保給を受けていることは明白であり,ブドウ膜の疾患でその変化が網膜に及ぶことも周知の事実である。実験ブドウ膜炎の電気生理的な研究も数多く報告されているが,今回は紙面の制限もあり臨床のブドウ膜炎についてのみ述べる。

小児眼科における電気生理学的検査

著者: 筒井純 ,   緒方弘義 ,   照屋昌男

ページ範囲:P.37 - P.42

総論
 小児眼科における電気生理学的検査は,全く他覚的検査法であるということから,特に乳幼児期の視機能の診断に重要な価値を有することは当然である。しかし小児では安静を保つことが困難で検査に協力的というわけにはいかず,電気生理学的な人工産物や電気的雑音にはずいぶん悩まされるものである。ためにおとなの検査法をそのまま小児に用いることができない場合もあり,小児用としての工夫が多くの場合必要である。また安静を保つために麻酔薬を用いると,VERなどはそれによる変化も考慮する必要が起こつてくる。以上は子どもから各種電気現象をとらえる場合に,技術上常につきまとう問題で,その解決方法は各論でそれぞれのべる。
 小児眼科の領域でルーチンの電気生理学的検査として用いられるものには,網膜電位図(ERG),視覚誘発反応(VER),眼球運動眼電図(EOG),電気眼振図(ENG)などがあり,そのほか筋電図(EMG),脳波(EEG)なども場合によつては必要である。それぞれ詳細については他の執筆者によって紹介されるので,ここでは小児眼科の領域における診断的価値,検査法のこつなどについて述べる。

局所ERGについて

著者: 本田孔士

ページ範囲:P.43 - P.49

I.局所ERGということの意味
 網膜を広がりのある膜面としてとらえ,その奥ゆき(厚さ)を光覚機序の作業の場とすれば,その面としての機能に興味をもつ者がいて不思議はない。したがつて,形態学者が,その面としてのmacro的な位置づけから出発して,光顕,電顕によつてその局所特異性を比較吟味する一方において,機能学者も当然のことながら,この網膜の横への広がりの意味を追求する。これは,非常に広範な世界であるが,電気生理学的アプローチも有力な手段にちがいない。そして,電気生理学的なこの分野の研究は,あまりコミュニケーションのないまま,それぞれ育つてきたいくつかの分野に分け得る。一つは生理学者によるmicro的な網膜の平面的局所機能追求であり,他の一つはまた別な生理学者や眼科医によつて論ぜられてきたmacro的な局所機能論である。華者は,この二つを,その研究の発想,成果などからして,一応区別して考えた方がよいと思う。そして,筆者にここで書くことを命ぜられた分野は,その後者と思うが,一応,他の一方の分野を垣間みておくことはむだではない。

VERの発生と分布について—最近の業績から

著者: 横山実

ページ範囲:P.51 - P.58

はじめに
 VER (視覚誘発反応)については,近年次々に新しい事実が発見され,報告されているが,その発生と頭表における広がりという基本的な,しかも重要な問題に関しても,従来の考えを一歩前進せしめるような優れた報告がなされている。したがつて,本稿では,その問題に関する文献を,臨床および生理学の分野から紹介し,要点をまとめておきたいと思う。

網膜循環障害

著者: 安達恵美子

ページ範囲:P.59 - P.64

緒言
 網膜循環障害は,検眼鏡的に明らかに診断のつく場合と,そうでない場合がある。前者の場合には,これらの臨床所見が,網膜の電気生理学的変化(ERG, EOGなど)の解析に重要な情報を提供するところで,われわれ臨床研究の興味をそそる。これに対し,後者の場合は,潜在の変化を電気現象でとらえ,診断,病変の経過,予後推定に役だてようとというわけで,事実かなり臨床応用価値が認められている。網膜循環障害の電気生理のうち,本稿では,他稿との重複をさけ,特に網膜中心動脈および動脈枝塞栓症,中心静脈および静脈枝閉塞症のERGについてのべ,かつ網膜循環障害時の負荷テストとしてのERDGについて述べる。なお,ERGの記録法には種々あるが,著者の論文を含め,本稿中の記録は大半,singlefIash scotopic ERGである。
 実験的網膜循環障害については多数報告1)〜15)があるので,それらを参照されたい。

新しいERG要素とその臨床応用

著者: 河崎一夫 ,   米村大蔵

ページ範囲:P.65 - P.73

 Early receptor potential (ERP)の発見22)23)(1964年)に端を発し,強い刺激光によるERGの研究は以来急速に展開された.これは,従来のERGを手段としては立ち入ることが困難であつた網膜の電気現象と視物質の光化学との関係の探求という新分野を開拓し27)23)30)65)66)68)69),さらにERP以外の2,3の新電位の発見の契機をもたらした1)3)6)7)9)10)17)20)21)29)31)33)35)36)46)48)50)55)58)59)61)67)95)96)。本綜説では,ERPおよび強い刺激光により生ずる他の迅速な電位(ここでは,これらの電位とERPとを包括して,早期電位early potentialと仮称する)に関し,これまでの動物とヒトでの知見を記し,あわせて,人眼ERGの緩徐な電位に関し最近われわれが得た知見を略記したい。

EOGの臨床的意義

著者: 永谷忠

ページ範囲:P.75 - P.80

I.はじめに
 眼球の静止電位は,1849年Du Bois Reymondにより,眼球両極間の電位差としてはじめて記載された。しかし誘導電極の分極,あるいは直流増幅器の安定などの技術的な問題があり,この電位をヒトの眼から直接記録することは非常にむずかしく,網膜機能検査として臨床に利用するまでには至らなかった。
 眼の内,外眥部近くの皮膚上に電極を置き,一定の速度および振幅で眼球の水平運動を行なうと,角膜極に近い方の電極が陽極になり,眼球運動とともに鋸歯状の波形が記録され,その振幅は眼球の静止電位に関係する(Mowrer et al.25)1963)。この波の記録は二ヵ所の電極部の比較的速い(特に眼球静電位変動に比較すると)電位変動をしらべることになり,安定のよいRC増幅器の使用が可能であるから,誘導電極の分極にあまり気をくばらなくてよい。

ERGの基礎的研究,最近の動向

著者: 豊田順一

ページ範囲:P.81 - P.86

I.ERGの波形とその要素
 ERGの波形は,動物の種類,順応状態によつて変化するが,基本的な波としては光照射時に網膜の硝子体側が陰性になるa波に始まり,陽性のb波,暗順応時にのみみられるゆつくりとした陽性のc波,光遮断時にみられるd波などが知られている。この一見複雑な波形も,Granitの分析1)に基づいて,c波に相当するPI,b波を含む硝子体側陽性の成分であるPII, a波で代表される陰性成分のPIIIの三つの要素に分けて考えることができる。第1図はGranitの分析結果を示すもので,上のaに示されるのはカエルの暗順応時と明順応時,bはネコの暗順応時ERGを刺激強度を変えて記録したものである。図よりPIが暗順応時にのみみられること,PIIIは明順応時に著明となることが理解されよう。ネコなどすべての温血動物では,PIIIに比べてPIIが優勢であるが,カエル,サカナなどの冷血動物ではPIIIが著明であり,Granitは前者をE retina,後者をI retinaと名づけた。Eは興奮excitationを,Iは抑制inhibitionを表わしたもので,この事柄からもGranitがすでにPIIを網膜内の興奮過程,PIIIを抑制過程と結びついた要素と考えていたことがわかる。
 さて,ここでこれらPI, PII, PIII要素の発生層に関する現在の一般的見解をまとめると次のようになる。

連載 眼科図譜・158

Glaucoma capsulareの2症例

著者: 木村良造 ,   米地和夫 ,   清宮輝夫 ,   前川陽男 ,   渡辺忠雄

ページ範囲:P.5 - P.6

 いわゆるGlaucoma capsulare (Vogt)は本邦においては報告例も少なく,われわれの日常の経験からも比較的まれな疾患と考えられる。
 本疾患はexfoliation (of the lens capsule)とする考え方(Vogtら)とpseudoexfoliationとする考え方(Busacca,Dvorak-Theobaldら)とがあり,いまだ定説がみられていないのが現状である。

銀海余滴

小児眼科医の養成

著者: 湖崎克

ページ範囲:P.42 - P.42

 大阪市立小児保健センターが,昭和40年10月に発足して以来,早いものですでに5年になる。その間,われわれ眼科は国立小児病院と共に日本の小児眼科のパイオニヤとして今日まで努力を重ね,成人眼科の従来の領域と別に,小児眼科という新たな領域を築きつつあり,その成果も上つて来ていると自負している。
 小児保健センター眼科は,小児独特の眼疾患,眼異常の治療はもちろんであるが,これらの異常の早期発見のため集団検診の指導や,視覚障害児の社会参加への指導に至るまで,文字通り小児総合眼科を目指して巾広い活動を行なつている。ここまで巾広く,多くの未知の領域をかかえている小児眼科となれば,成人眼科が,20ものグループディスカツションにわかれ,神経眼科,緑内障,白内障,心身症等々の分野に分化しているのと同様,さらに小児眼科が分化していつてもよいくらいであろう。

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染色体異常と眼疾患

著者: 小林守

ページ範囲:P.92 - P.92

 最近,染色体異常児に発症した先天性眼疾患の報告が欧米の文献に目立ちはじめている。一般に染色体異常には種々な眼疾患(無眼球症・小眼球症・網膜形成不全・瞼裂走向異常・Hypertelorism・斜視その他多数)が合併しやすいので,先天性眼疾患があり,しかも全身異常の著明な場合は一応染色体異常を考慮する必要があろう。染色体は周知の如く,細胞の核内にあり,染色体に遺伝子座位が含まれているので,染色体異常があれば,その異常の程度にもよるが,単一の遺伝子の突然変異による状症よりも重症となる場合が多い。たとえば,D群染色体(No.13〜15)のトリソミー(3染色体性)の個体では,流産や死産の場合が多く,かりに出生しても生命力に対する障害が強いので,生後間もなく死亡するケースが多い。そしてDトリソミーの眼症状としては,無眼球症や小眼球症,網膜形成不全症などのごとく極めて眼異常所見の強い患児が出生するのである。しかし,D群染色体よりも小形であるG群染色体(No.21,22)の21トリソミーでは成人にまで達するケースが多く,眼症状もDトリソミーよりは軽症である。この21トリソミーはモーコ症(Mongolism)とかダウン症候群(Down'ssyndrome)と呼ばれており,出生児600人に1人の頻度で発生している。

MOTOKAWA : Physiology of Color and Pattern Vision 第7回日本翻訳文化賞受賞

ページ範囲:P.93 - P.93

 日本翻訳家協会(平松幹夫会長)では11月27日,国際文化会館で第7回日本翻訳文化賞,第6回日本翻訳出版文化賞の贈呈式を挙行した。日本翻訳文化賞には東北大学学長,本川弘一博士の,"PHYSIOLOGY OF COLOR AND PATTERNVISION"(医学書院刊)が最優秀賞として顕彰された。
 本川弘一博士の「色覚および形態覚の生理」の業績は日本学士院賞(1954年),朝日文化賞(1954年),学士院会員に就任(1968年)に際し評価された研究の英文出版であり,翻訳文化賞贈呈式当日,来賓の東大内薗耕二教授は大要次のように祝辞を述べた。

第24回日本臨床眼科学会を終えて

著者: 大橋孝平

ページ範囲:P.116 - P.117

 多数の皆様のご協力のお陰をもちまして,第24回日本臨床眼科学会も無事に終了することができまして,ご同慶に堪えません。
 私のこの学会への抱負は,聴衆の皆様のために,なにかしらお役にたつ結末を提供いたしたいと願うわけでありましたが,従来この臨床眼科学会は日本臨床眼科学会運営委員会(会長中泉行正先生)が発足しまして,日眼と日眼医が緊密に提けいして行なうもので,春の日眼総会とともに二本立てになっている,秋の重要な全国的な臨床学会の代表的のものとなりました。

臨床実験

眼底写真の倍率計算

著者: 八百枝浩 ,   三国政吉

ページ範囲:P.95 - P.100

緒言
 眼底写真により眼底の計測をする場合,乳頭径を基準にして比較計算をする方法が行なわれる。しかし乳頭径には個人差によるばらつきがあるので,計測値を各個人について比較するさいにはこのばらつきが影響してくる。そこで光学的に眼底写真の倍率を計算する方法が考えられる。
 光学的の倍率計算には被検眼における種々の光学値,ならびに眼底カメラの光学値が関係して復雑なため,従来はほとんど試みられることがなかつた。

実験的アレルギー性角膜炎とグルタチオンについて

著者: 本多捷郎

ページ範囲:P.101 - P.115

緒言
 グルタチオン(GSH)は1888年フランスのDeRey-Pailhdeにより発見されたが,1921年Hop—kinsにより再発見されるまで,その存在は忘れられていた。Hopkinsは酵母,肝臓その他の生体組織よりGSHをとりだすことに成功し,その後彼はGSHを結晶として取りだし,第1図に示すようなγ—L-Glutamyl-L—Cysteinyl-Glycineの3個のアミノ酸より成るtripeptideであることを明らかにした。
 GSHは動植物,微生物の間に広くしかも大量に存在することより,その生理的,生化学的機能はなにか重要なものであると推察されるが,確定的なことはいまだ不明な点が多い。主として還元型(GSH)で存在することが特徴であり,みずから還元型(GSH),酸化型(GSSG)の間を相互に転換し生体酸化に関与している。これはSH基による酸化還元反応であるが,このほかGSH作用として,(1) SH酵素またはその他の細胞成分の保護あるいは不活性化,(2)いくつかの酵素の助酵素的な役割を果し,(3)メルカプシール酸生成およびその他の解毒作用への関与,(4)細胞分裂,細胞の増殖などにおけるなんらかの役割等が認められている。

学会印象記

第24回日本臨床眼科学会

著者: 塚原勇

ページ範囲:P.118 - P.122

 第24回日本臨床眼科学会は,慈恵会医科大学大橋教授主催のもとに国立教育会館において,例年とほぼ同一日程により開催された。
 10月24日(土)には20のグループディスカッション,25日(日)には総会が行なわれた。総会は例年どおり,2会場が使用され,別に映画会場では映画が供覧され,医療器械展示場が設けられた。

基本情報

臨床眼科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1308

印刷版ISSN 0370-5579

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