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文献概要
銀海余滴
小児眼科医の養成
著者: 湖崎克1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター小児眼科
ページ範囲:P.42 - P.42
文献購入ページに移動 大阪市立小児保健センターが,昭和40年10月に発足して以来,早いものですでに5年になる。その間,われわれ眼科は国立小児病院と共に日本の小児眼科のパイオニヤとして今日まで努力を重ね,成人眼科の従来の領域と別に,小児眼科という新たな領域を築きつつあり,その成果も上つて来ていると自負している。
小児保健センター眼科は,小児独特の眼疾患,眼異常の治療はもちろんであるが,これらの異常の早期発見のため集団検診の指導や,視覚障害児の社会参加への指導に至るまで,文字通り小児総合眼科を目指して巾広い活動を行なつている。ここまで巾広く,多くの未知の領域をかかえている小児眼科となれば,成人眼科が,20ものグループディスカツションにわかれ,神経眼科,緑内障,白内障,心身症等々の分野に分化しているのと同様,さらに小児眼科が分化していつてもよいくらいであろう。
小児保健センター眼科は,小児独特の眼疾患,眼異常の治療はもちろんであるが,これらの異常の早期発見のため集団検診の指導や,視覚障害児の社会参加への指導に至るまで,文字通り小児総合眼科を目指して巾広い活動を行なつている。ここまで巾広く,多くの未知の領域をかかえている小児眼科となれば,成人眼科が,20ものグループディスカツションにわかれ,神経眼科,緑内障,白内障,心身症等々の分野に分化しているのと同様,さらに小児眼科が分化していつてもよいくらいであろう。
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