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眼・光学学会
巨大乳頭の1例,特に眼底写真の倍率による診断について
著者: 三国政吉1 八百枝浩1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.2187 - P.2192
文献購入ページに移動緒言
巨大乳頭Megalopapillaとは乳頭が正常の範囲を越えて,はるかに大きいものである。Fran—ceschetti (1950)により初めて報告されたもので,わが国では教室石井・山田(1951)の記載がある。
Franceschettiの症例は25歳男子に現われたもので,眼底検査で甚しく大きくみえたものである。Goldmannのコンタクトレンズを用いてocularにmicrometerを装備し,細隙灯顕微鏡で眼底計測したところ,右眼乳頭径2.45mm,左眼2.11mmで正常乳頭100人における計測平均値1.6224±0.0152mmに対し甚しく大きい値であつたと報告している。盲斑も大きく,レ線による視束管撮影にて視束管も両側とも大きかつた。近視性乱視があつたが,視力はほぼ正常,色神には異常がなかつた。
巨大乳頭Megalopapillaとは乳頭が正常の範囲を越えて,はるかに大きいものである。Fran—ceschetti (1950)により初めて報告されたもので,わが国では教室石井・山田(1951)の記載がある。
Franceschettiの症例は25歳男子に現われたもので,眼底検査で甚しく大きくみえたものである。Goldmannのコンタクトレンズを用いてocularにmicrometerを装備し,細隙灯顕微鏡で眼底計測したところ,右眼乳頭径2.45mm,左眼2.11mmで正常乳頭100人における計測平均値1.6224±0.0152mmに対し甚しく大きい値であつたと報告している。盲斑も大きく,レ線による視束管撮影にて視束管も両側とも大きかつた。近視性乱視があつたが,視力はほぼ正常,色神には異常がなかつた。
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