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臨床実験
北海道地方におけるベーチェット病の実態
著者: 青木功喜1 藤岡憲三1 勝俣寛1 大野重昭1 野中富夫2 小野弘美2 音無克彦2
所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室 2礼幌医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.2239 - P.2243
文献購入ページに移動ベーチェット病が我国に異常に多く,近年漸増の傾向を示している。一方この疾患の解明の遅れの為失明する人が年々増加するとともに,眼症状以外に全身症状の悪化の為死亡する症例も見るに至つている。このため実態を知る事は緊急な仕事となつている。北海道というまとまつた生活圏の実態を知る為,1970年10月北海道大学医学部眼科学教室,札幌医科大学眼科学教室,北海道衛生研究所によつて北海道ベーチェット病調査研究グループが作られた。今回の報告はこのグループの成果である。
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