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臨床実験
周辺型小口病の螢光眼底写真ならびにERGについて
著者: 児嶋守1 木村重男1 小川一郎
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.177 - P.183
文献購入ページに移動小口病は特異の眼底所見を呈する先天性停止性夜盲疾患である。小口(1970年)によりはじめて記載されて以来,内外ともすでに多数の報告がある。眼底所見,視機能および遺伝についてはかなり詳細な研究があるが,特異の眼底変化の発現機序など,本症の本態は依然として不明の点が多い。
近年,ERG,螢光眼底撮影法による研究も盛んである。ERGでは長時間暗順応によるERGの変化と水尾・中村現象との関係,桿体機能障害によるERGの変化,photopic ERGなどが検討されている。螢光眼底写真では特異の眼底所見がどのように表現されるかが興味の焦点になっている。
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