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特別寄稿
脳卒中患者の眼底所見
著者: 入野田公穂1
所属機関: 1弘前大学医学部眼科
ページ範囲:P.305 - P.314
文献購入ページに移動緒言
眼底検査で認められる血管系,つまり網膜に分布する動脈は細小動脈であるが,脳卒中の原因となる血管障害の起こる場所も脳内の細小動脈の部分,たとえば内包付近に分布するレンズ核線状体動脈,レンズ核視床動脈などである。
しかも,網膜中心動脈も内包付近に分布する動脈もともに内頸動脈の分枝である関係から,網膜中心動脈の変化の追究は頭蓋内の同径大の血管変化を追究する手段として用いられている。
眼底検査で認められる血管系,つまり網膜に分布する動脈は細小動脈であるが,脳卒中の原因となる血管障害の起こる場所も脳内の細小動脈の部分,たとえば内包付近に分布するレンズ核線状体動脈,レンズ核視床動脈などである。
しかも,網膜中心動脈も内包付近に分布する動脈もともに内頸動脈の分枝である関係から,網膜中心動脈の変化の追究は頭蓋内の同径大の血管変化を追究する手段として用いられている。
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