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原著
弱視教育—その現状と問題点
著者: 桑島治三郎1 小柳恭治2
所属機関: 1東北大学教育学部視覚欠陥学 2東北大学
ページ範囲:P.317 - P.327
文献購入ページに移動どんな子どもでも,成長し発達する無限の可能性をもつている。これは弱視児とて同じである。しかし,普通児とはちがつて,視力が低い,視野がせまい,あるいは色覚が弱い,といつた障害があるために,生活や学習場面における視知覚的行動(visual-perceptional behavi—or)の面でいろいろと支障がでてきがちである。
ここで問題にする弱視教育とは,そういつた弱視児の視覚欠陥をなんらかの手段によつて補ない,その潜在能力(potentiality)を最大限に開発し拡大してやる仕事である。
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