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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻3号

1971年03月発行

文献概要

原著

弱視教育—その現状と問題点

著者: 桑島治三郎1 小柳恭治2

所属機関: 1東北大学教育学部視覚欠陥学 2東北大学

ページ範囲:P.317 - P.327

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I.弱視教育の意義
 どんな子どもでも,成長し発達する無限の可能性をもつている。これは弱視児とて同じである。しかし,普通児とはちがつて,視力が低い,視野がせまい,あるいは色覚が弱い,といつた障害があるために,生活や学習場面における視知覚的行動(visual-perceptional behavi—or)の面でいろいろと支障がでてきがちである。
 ここで問題にする弱視教育とは,そういつた弱視児の視覚欠陥をなんらかの手段によつて補ない,その潜在能力(potentiality)を最大限に開発し拡大してやる仕事である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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