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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻3号

1971年03月発行

文献概要

原著

Potassium Hetacillinの眼科領域における基礎的および臨床的研究

著者: 葉田野博1 斎藤武久1 高橋信夫1 前川暢男1 萱場忠一郎1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.359 - P.363

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はじめに
 Potassium hetacillin (以下Het-Pと略)は1965年Bristol Laboratoriesの研究所にて開発された広範囲スペクトラムを有するAminoben—zyl-Penicillin (以下AB-PCと略)類似の新しい合成ペニシリンであるHetacillinのK塩で,その構造式は第1図のごとくである。本剤はHetacillinに比し,きわめて水に溶けやすく,加水分解されてPotassium-AB-PCとAcetoneに分解されるといわれている。また血中濃度も高く,その最高血中濃度は同量投与した場合のAB-PCよりはるかに高くなるといわれている。
 今回われわれは,このHet-P経口剤を用い眼科的応用に関し検討したのでその成績を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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