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原著
眼科領域におけるCarbenicillinの基礎的および臨床的研究
著者: 葉田野博1 萱場忠一郎1 斎藤武久1 高橋信夫1 朝岡真1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.364 - P.372
文献購入ページに移動Carbenicillin (CB-PCと略)は1963年英国のBeecham社で開発された新しい合成ペニシリンで,1967年ウィーンにおける第5回国際化学療法学会にてはじめて世に紹介された新抗生物質である。わが国では,1968年第16回日本化学療法学会総会においてシンポジウムにとりあげられ検討された。本剤の最も特徴的な点は,PC系抗生物質では変形菌,緑膿菌に対して有効なことが知られたはじめての薬剤であることである。今回われわれは本剤の眼科的応用,特に局所投与における眼感染症の効果,眼内移行策につき検討したのでその成績を報告する。
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