文献詳細
原著
文献概要
緒言
点眼に用いる薬剤の角膜に対する障害度を測定して,これを数量的に表現する方法として,角膜のTemperature reversal effectをもつてする方法が提案されているが1)2),これに関する詳細な実験はまだ見当たらないので,著者は今回本法について検討し,2,3の知見を得たので報告する。
角膜には低温で水分を吸収して厚くなり,体温にもどせば水分を排出してもとの厚さに近くなるという性質があり,これをTemperature rever—sal effectというが3)4),その代表的な測定法には次の二つがある。
点眼に用いる薬剤の角膜に対する障害度を測定して,これを数量的に表現する方法として,角膜のTemperature reversal effectをもつてする方法が提案されているが1)2),これに関する詳細な実験はまだ見当たらないので,著者は今回本法について検討し,2,3の知見を得たので報告する。
角膜には低温で水分を吸収して厚くなり,体温にもどせば水分を排出してもとの厚さに近くなるという性質があり,これをTemperature rever—sal effectというが3)4),その代表的な測定法には次の二つがある。
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