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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻3号

1971年03月発行

原著

点状表層角膜炎(Thygeson)の2例

著者: 今井克彦1 渡辺幸子1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.503 - P.506

文献概要

緒言
 点状表層角膜炎(Superficial Punctate Kera—titis以下SPKと略す)は,最初にFuchs1)が記載して以来,種々の曲折を経て特にThyge—son2)は,流行性角膜炎にさいし,生ずる角膜炎とは別に,独立した疾患をSPKと呼ぶことを提唱し,Thygeson's SPKと名付けた。
 本邦においても杉浦ら3)10)が,Keratitis pu—nctata epithelialis (仮称)なる病名にて,同一疾患を呼ぶことを提唱している。このほかには2〜3の報告例7)8)9)が,みられるにすぎない。われわれも最近,同一疾患と考えられる2例に遭遇したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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