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文献概要
原著
点状表層角膜炎(Thygeson)の2例
著者: 今井克彦1 渡辺幸子1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.503 - P.506
文献購入ページに移動緒言
点状表層角膜炎(Superficial Punctate Kera—titis以下SPKと略す)は,最初にFuchs1)が記載して以来,種々の曲折を経て特にThyge—son2)は,流行性角膜炎にさいし,生ずる角膜炎とは別に,独立した疾患をSPKと呼ぶことを提唱し,Thygeson's SPKと名付けた。
本邦においても杉浦ら3)10)が,Keratitis pu—nctata epithelialis (仮称)なる病名にて,同一疾患を呼ぶことを提唱している。このほかには2〜3の報告例7)8)9)が,みられるにすぎない。われわれも最近,同一疾患と考えられる2例に遭遇したのでここに報告する。
点状表層角膜炎(Superficial Punctate Kera—titis以下SPKと略す)は,最初にFuchs1)が記載して以来,種々の曲折を経て特にThyge—son2)は,流行性角膜炎にさいし,生ずる角膜炎とは別に,独立した疾患をSPKと呼ぶことを提唱し,Thygeson's SPKと名付けた。
本邦においても杉浦ら3)10)が,Keratitis pu—nctata epithelialis (仮称)なる病名にて,同一疾患を呼ぶことを提唱している。このほかには2〜3の報告例7)8)9)が,みられるにすぎない。われわれも最近,同一疾患と考えられる2例に遭遇したのでここに報告する。
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