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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻3号

1971年03月発行

文献概要

原著

水晶体嚢の生化学的研究(第2報)—糖蛋白の化学構造

著者: 福士克1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.557 - P.567

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緒言
 水晶体嚢は代表的な基底膜の一つと考えられ,そのアミノ酸組成はコラーゲン様物質であり約11%の糖を含む。その糖はグルコース(以下Glcと略),ガラクトース(Gal),マンノース(Man)フーコース(Fuc),シアル酸,ヘキソサミン,ヘキソウロン酸であつた1)。この基底膜の構造をさらに理解するために糖単位の組成と蛋白との結合状態を知ることは重要なことである。
 Pirie2)はこの糖と蛋白との結合を切るために種々な抽出方法を用いたが,分離できず,この結合はかなり強いことを認めている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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