文献詳細
原著
文献概要
緒言
水晶体嚢は代表的な基底膜の一つと考えられ,そのアミノ酸組成はコラーゲン様物質であり約11%の糖を含む。その糖はグルコース(以下Glcと略),ガラクトース(Gal),マンノース(Man)フーコース(Fuc),シアル酸,ヘキソサミン,ヘキソウロン酸であつた1)。この基底膜の構造をさらに理解するために糖単位の組成と蛋白との結合状態を知ることは重要なことである。
Pirie2)はこの糖と蛋白との結合を切るために種々な抽出方法を用いたが,分離できず,この結合はかなり強いことを認めている。
水晶体嚢は代表的な基底膜の一つと考えられ,そのアミノ酸組成はコラーゲン様物質であり約11%の糖を含む。その糖はグルコース(以下Glcと略),ガラクトース(Gal),マンノース(Man)フーコース(Fuc),シアル酸,ヘキソサミン,ヘキソウロン酸であつた1)。この基底膜の構造をさらに理解するために糖単位の組成と蛋白との結合状態を知ることは重要なことである。
Pirie2)はこの糖と蛋白との結合を切るために種々な抽出方法を用いたが,分離できず,この結合はかなり強いことを認めている。
掲載誌情報