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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻3号

1971年03月発行

文献概要

原著

Behçet病の長期観察による予後および全身症状の研究

著者: 今井克彦1

所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.661 - P.695

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緒言
 1937年,Behçet1)が口腔アフタ,陰部潰瘍と虹彩炎を3徴とする症候群を報告して以来幾多の報告をみるが,それ以前にも,本病に関する報告はなかつたわけではなく2),すでにヒポクラテスの時代より存在したといわれている3)
 1940年,Franceschetti and Valerio4)は,これら3徴に加えて,再発性皮疹を重視し報告,眼,粘膜,皮膚を系統的におかす疾患であることが次第に明らかとなつてきた。しかし諸家によりその分類,疾患の異同には議論があつたが,1954年Schreck5)は,眼部,皮膚,粘膜の侵襲部位により,cutaneo-muco-oculoepitheliale Synd—rome, cutaneo-muco-oculouveale SyndromeそしてSyndrome-urethro-ionjunctivo-articulareの3群に分類し,本病を第2群に入れて考慮した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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