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原著
眼サルコイドージス(第3報)—診断について
著者: 山田酉之1 米地和夫1 氏家瑞恵1 朝岡真1 山下由紀子1 渡辺春樹1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.707 - P.711
文献購入ページに移動1969年までにわれわれは140例のサルコイドージス患者を経験し,そのうち86例が確実な眼病変を,さらに結膜濾胞を加えれば106例が眼病変を有していた(第1報参照)。定型的な眼サルコイドージスは一見して診断できるが,あらゆる組織に多様な病像で出現するために,なお診断確定に迷うことも少なくない。これは第5報に述べるごとく予後にもつながる問題なので,自験例を中心に,眼サルコイドージスの診断について考察する。
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