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原著
糖尿病患者における網膜血管病変についての研究(第1報)—網膜小動脈硬化所見について
著者: 千葉美和子1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.761 - P.776
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糖尿病患者における網膜小動脈硬化所見は近年重要な問題として,検討されつつある。すなわち,本症患者において,循環器合併症による死亡率が増加しつつあるため,全身動脈系の硬化状態を推測し得る網膜小動脈硬化所見についての検討が必要とされ,一方,高度の視力障害をきたす糖尿病性網膜症が併存する網膜小動脈硬化により,どのような修飾をこうむるかを明らかにすることも,また重要な問題である。著者はこれらの点を解明するために,つぎのような研究を行なつた。
糖尿病患者における網膜小動脈硬化所見は近年重要な問題として,検討されつつある。すなわち,本症患者において,循環器合併症による死亡率が増加しつつあるため,全身動脈系の硬化状態を推測し得る網膜小動脈硬化所見についての検討が必要とされ,一方,高度の視力障害をきたす糖尿病性網膜症が併存する網膜小動脈硬化により,どのような修飾をこうむるかを明らかにすることも,また重要な問題である。著者はこれらの点を解明するために,つぎのような研究を行なつた。
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