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文献概要
原著
Waldenström's Macroglobulinemiaにおける眼球の組織学的所見
著者: 酒井文明1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.883 - P.888
文献購入ページに移動緒言
1944年,Waldenström17)はMacroglobuli—nemiaについて最初の報告をし,その第1例には網膜出血を,第2例には網膜中心静脈閉塞症をみている。以来本症のさいの網膜症の病像およびその発生機序に関して多くの検索がなされているが,一方本症を含めたいわゆるHyperviscositysyndromeの血管病変についての議論も少なくない。1967年,教室の土屋ら13)は本症の臨床像について報告したが,今回同症例の摘出眼球について,組織学的に検索し得たので報告する。
1944年,Waldenström17)はMacroglobuli—nemiaについて最初の報告をし,その第1例には網膜出血を,第2例には網膜中心静脈閉塞症をみている。以来本症のさいの網膜症の病像およびその発生機序に関して多くの検索がなされているが,一方本症を含めたいわゆるHyperviscositysyndromeの血管病変についての議論も少なくない。1967年,教室の土屋ら13)は本症の臨床像について報告したが,今回同症例の摘出眼球について,組織学的に検索し得たので報告する。
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