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あとがき
著者: 桐沢長徳
所属機関:
ページ範囲:P.1022 - P.1022
文献購入ページに移動 今年3月,私の定年退官に際して記念論文集を作る計画がある旨,教室員から諒解を求められた時,自分の偽らぬ気持から言えば,現代の厳しい学界の情勢下で何か時代錯誤のような気がして,正直のところ,あまり気が進まなかつた。
その理由としては,従来のわが国の記念論文集や業績集は,とかく「教室」や「医局」という狭い観念にとらわれたものとなり,社会的(学界的)な意義は第二となりがちであつたからである。また内容が大きくなると,教室員に多額の物的負担をかけるようになることも心苦しい点であつた。
その理由としては,従来のわが国の記念論文集や業績集は,とかく「教室」や「医局」という狭い観念にとらわれたものとなり,社会的(学界的)な意義は第二となりがちであつたからである。また内容が大きくなると,教室員に多額の物的負担をかけるようになることも心苦しい点であつた。
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