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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科25巻4号

1971年04月発行

文献概要

特集 第24回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著

Accommodo polyrecorder (HS−9)による調節機能の一測定法とその2,3の応用

著者: 鈴村昭弘1 谷口正子1

所属機関: 1名大環境医学研究所

ページ範囲:P.1065 - P.1071

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緒言
 調節機能をその時間的面よりとらえ,解析しようとする試みは,すでに多くの研究者によつて行なわれ,ここにあらためて紹介するまでもない。萩野・鈴村は自記眼精疲労計を試作し,これが近時増加のみられる調節機能の異常を訴える者の診断及び経過の観察などに有用なることは報告した。しかしながらその取扱い,大きさなどにおいてなお必ずしも簡易ではなかつた。そこで昨年の本学会において発表したごとく,その簡易型の試作を試み,これをAccommodo polyrecorder (H—S−9)と名付け,本装置による実験成績を報告した。今回は更にこの装置の特徴でもある遠方視標の距離を変化せしめうる点を利用し,遠方視標位置を逐次遠くし,連続測定を行ない,その時間変化の傾向から調節機能の状態を知ろうと試みた。一方,筆者らは従来よりTellevisionと目との関係について検討してきたが,カラーテレビジョンの普及の現状から考え,これが目への影響について再び検討する必要性を感じ,この方法によるTellevisionの調節機能への影響,ひいては目の疲れに対する影響について検討を試みた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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